INSIDE STORY
開発秘話
皮膚が弱い愛犬のためにうまれたシャンプー
開発のきっかけは愛犬の肌荒れ
フルーツせっけんシャンプー作りのきっかけは、当社代表の愛犬(狆の男の子)の肌荒れでした。
フルーツせっけんシャンプーができるまでは、皮膚の弱い愛犬にいろいろなペット用シャンプーを試してきました。しかし、シャンプー後に痒がってしまい、ひと晩中掻きむしっているような状態で、翌朝には抜けた毛で大きな毛玉ができるくらいでした。皮膚は赤く腫れてしまうこともあり、なかなか良いシャンプーに巡り会うことができませんでした。
「とにかく安全にニオイや汚れを落としたい。愛犬に合うシャンプーが無いなら作ってしまうしかない。」という思いから製品開発がはじまりました。
私たちが石けんにこだわる理由
ワンちゃんは洗わないとどうしても犬臭いニオイが出てしまいます。それを防ぐためには定期的に洗ってあげなければなりません。
毎回使うものだから、シャンプー後の美しい仕上がりをめざすよりも、安心安全に汚れやニオイをとるために何が必要かを検討し始めました。
そのなかで「液体の石けんがよいのでは」と気づきました。
万が一、シャンプー時にすすぎが不十分で肌に洗浄成分が残留しても、一定濃度以下では洗浄力が発揮されません。つまり刺激がないのです。さらに、皮膚の常在菌の作用で残留成分は自然に分解されます。
石けんは条件によっては使いづらい洗浄剤ですが、使う側がしっかりと理解して使用すれば、これほど自然で安心安全な洗浄剤はないのです。
とにかく安心、安全に
汚れやニオイを落とすシャンプーをめざして
低価格の石鹸シャンプーではなく、原材料、製法にこだわりをもって犬に最適な石鹸シャンプー作りを目指しました。
石鹸シャンプーは、油の組み合わせで洗浄力、泡立ち、仕上がりに差が出てきます。
実際には、脂肪酸の組み合わせでシャンプーの効果も変わります。
いくつもの脂肪酸の組み合わせを試し、犬の汚れやニオイを取りやすい組み合わせを探し続けました。
シャンプーに入れる添加物の働きではなく、洗浄剤である石鹸にこだわりを持って開発を繰り返しました。
試作品のテストでは、我が家の犬だけではデータが足りないため、犬のトレーニングや社会化などを行っているドッグアドバイザーの団体に相談をしてドッグアドバイザーさんが個人で飼っているワンちゃんに協力していただけたことも大きな収穫でした。
100頭以上の様々な犬種のワンちゃんで洗浄テストを行い、犬のプロであるドッグアドバイザーさんのアドバイスもいただきながら調整してはテストを繰り返しました。
試験を始めた頃は、脂っぽい仕上がりになったり、フケがたくさん出てしまったり、真っ白でなくなんとなくグレーに仕上がったりと苦戦しましたが、徐々に理想に近づいていきました。
汚れに関しては、白色のワンちゃんで試してみた結果、リンゴ酸を使ったシャンプーで毛がとても白くなるという結果が出たこともあり、「フルーツせっけんシャンプー」ではリンゴ酸を採用することにしました。
また、ニオイを防ぐにはマスキング効果が有効であることに気がつきました。特にフルーツの酸味のある香りが犬特有のニオイに効果を発揮してくれました。
ECO犬プロシャンプー誕生
そして遂に「これならいける!」と、成分の目星がついた折、実際に製造してもらえそうな石けん工場に相談にいき、ようやく第1号のオリジナルの石けんシャンプーが完成しました。工場側も当初は、治験データがないことや商品化後のトラブルを懸念し、躊躇していましたが、それもビジネスのことを考えたら当然のことと思います。それらのことを乗り越え、商品化に協力してくれた工場に心から感謝しています。
当時は満足の行くものが出来上がったと思っていましたが、そこから第1号シャンプーを元にさらなるテストや研究開発を行いブラッシュアップをしていきました。
さらに2年後、現在の「フルーツせっけんシャンプー」が出来上がったのです。
シャンプー効果でドッグショー日本一に
実際にできあがったシャンプーで狆を洗ってみたところ、その仕上がりはとても良いものでした。
当時はドッグショーにも出展していたこともあり、安心安全でかつ仕上がりも良い製品を目指しました。石けんシャンプー、リンスのほかに、「フルーツヘアサプリ」というトリートメント剤も開発しました。
できあがった製品を愛用していくうち、当社代表の愛犬は、狆のドッグショーでなんと日本一になることもできました。
最適なシャンプーをワンちゃんに
ぜひ、あなたのワンちゃんに最適なシャンプーを選んであげてください。合うもの合わないものが必ずあるはずです。
最適なシャンプーを選ぶことによって、ワンちゃんへの負担も少なく、安心安全に、そして納得の仕上がりを必ず得ることができます。
ワンちゃんも家族にもきっと幸せな時間が訪れると思います。